蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集
「心美、覚えた?」
「多分、大丈夫だと思うけど」
「ま、このメロディは、
俺の方が、
絶対に忘れない自信が、あるんだけどな」
「綺月君は、私より記憶力が良いからね」
「英語がダメダメな心美が言うと、
説得力あるな」
私をいじりながら
笑い声をあげる綺月君に
ほっぺを膨らませ、睨んでみた。
綺月君の指で、ほっぺを突かれ。
目が合って。
二人で微笑んで。
幸せすぎて、
また熱が上がっちゃいそう。