天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
長い間〝ハル兄〟と呼んできたが、いつか〝陽貴さん〟と呼んでみたかった。
それが叶うのだ。
「頑固だな。それじゃあ、それでいいよ」
陽貴さんは笑い飛ばすこともなく、私の希望をすんなり受け入れた。いつも広い心で受けとめてくれるのが彼なのだ。
「季帆。目が潤んでる。かわいい」
彼は優しく微笑み、私の長いストレートの髪を一束すくってキスを落とす。
「本当に私でいいの?」
「あたり前だ。季帆しかいらない」
ずっとあこがれていた彼の妻になれるなんて、夢みたいだ。
「陽貴さんの周り、きれいな人がいっぱいいるでしょう?」
彼は優秀なドクターがそろっていると噂の『野上(のがみ)総合病院』で脳外科医をしている。
当然女性医師も看護師も多数いて、バレンタインにはチョコレートを山ほど持って帰ってくるのに。
百八十五センチ近い身長に程よく筋肉がついた体。
それが叶うのだ。
「頑固だな。それじゃあ、それでいいよ」
陽貴さんは笑い飛ばすこともなく、私の希望をすんなり受け入れた。いつも広い心で受けとめてくれるのが彼なのだ。
「季帆。目が潤んでる。かわいい」
彼は優しく微笑み、私の長いストレートの髪を一束すくってキスを落とす。
「本当に私でいいの?」
「あたり前だ。季帆しかいらない」
ずっとあこがれていた彼の妻になれるなんて、夢みたいだ。
「陽貴さんの周り、きれいな人がいっぱいいるでしょう?」
彼は優秀なドクターがそろっていると噂の『野上(のがみ)総合病院』で脳外科医をしている。
当然女性医師も看護師も多数いて、バレンタインにはチョコレートを山ほど持って帰ってくるのに。
百八十五センチ近い身長に程よく筋肉がついた体。