天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「片山さん、見違えるくらい頑張ってるって」
リハビリ室に迎えに行ってきた天野さんがうれしそうだ。
彼女も片山さんを応援しているひとりだから。
「よかったー」
「うんうん。私もポジィティブな声がけをしていたら、また話してくれるようになって、『いつもありがと。頑張るから手伝って』って。患者さんからそんなことを言われたのは初めてなの。ナースやっててよかったーと思っちゃった。単純すぎ?」
彼女のテンションが上がっているのが私もうれしい。
看護師としてのやりがいを見つけてくれた気がした。
それから一週間。
「ね、またあの彼女来てたよ。リハビリ室から戻るときに見かけたの」
片山さんをリハビリに連れていった天野さんが話しかけてきた。
「どこで?」
「リハビリ室の近くのエレベーターホールの横にトイレがあるでしょ? そこ――」
リハビリ室に迎えに行ってきた天野さんがうれしそうだ。
彼女も片山さんを応援しているひとりだから。
「よかったー」
「うんうん。私もポジィティブな声がけをしていたら、また話してくれるようになって、『いつもありがと。頑張るから手伝って』って。患者さんからそんなことを言われたのは初めてなの。ナースやっててよかったーと思っちゃった。単純すぎ?」
彼女のテンションが上がっているのが私もうれしい。
看護師としてのやりがいを見つけてくれた気がした。
それから一週間。
「ね、またあの彼女来てたよ。リハビリ室から戻るときに見かけたの」
片山さんをリハビリに連れていった天野さんが話しかけてきた。
「どこで?」
「リハビリ室の近くのエレベーターホールの横にトイレがあるでしょ? そこ――」