恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
「ごちそうさまでした!美味しかった~。
ちゃんと朝ごはん食べたの久しぶりかも…」

「え!?いつも食べてないの!?
ダメだよ、しっかり食べなきゃ!」

賢心は後片付けをしながら説教もしてくる。

「お皿くらい洗って帰るよ!」

「いいから、雪乃は準備したらまた俺の所に来るんだよ」

「え?どうして?」

「ほら!遅れるよ!」

「あっ!本当だ!お皿、ごめんね!」


言われた通りに準備をしてまた隣の家の
インターフォンを鳴らすと、スーツ姿の賢心を
見て私はドキッと動揺していた。

「行こうか」

「一緒に行くの?私いつもバスで…」

「同じ所に行くんだから、一緒に行こうよ」

「えぇぇ!!!???こっちの病院にいるって
言ってたけど、まさか私がいる病院なの!?」

「そうだよ」

またまたパニックの私は手を引かれ
またまた有無を言わさず車に乗せられ
職場の病院へと向かった。



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