恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
このままず~っと、2人で一緒に楽しいまま大人になって、結婚して子供は2人で家を建てて…
な~んて夢を信じてたのに…


「はぁはぁはぁ…」

「畑中!どうした!タイム落ちてるぞ!」

「はぁ、すいません…」

「最近すぐバテるけど、大丈夫か?」

「はぃ、大丈夫…です。はぁはぁ…」


何となく調子が悪いと思いながら、賢心には
気付かれない様にいつもと変わらず過ごして
いたけれど、

「雪乃、最近手冷たいな…なんか顔色も悪いぞ」

そう言って繋いだ手を自分のポケットに入れて
温めてくれる賢心は、異変に気付いていた。

そして無理をしたまま部活を続けた結果、
最後の大会で私は倒れ、入院してしまった。

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