恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
「涼!!雪乃が倒れてるかもしれない!!」
「えっ!?家にいるのか!?」
「わからない…」
「早く探さないと!」
賢心は気付くかもしれないと思いながら何度も
電話をかけている間に、涼くんはドクターカーの手配をしていた。
いつまでも床で鳴り響くスマホのバイブで私は
意識を取り戻し、ゆっくり画面に触れると…
「雪乃!!」
微かに聞こえる賢心の声。
「…はぁ、はぁ……」
「今どこ!?家なのか!?」
「…ぅん……」
「今行くからな!」
「…ご、ごめんね……」
電話を繋いだまま賢心は声をかけ続け、
サイレンの音がマンションの前で止まると
部屋に向かってくる足音も聞こえた。
「はぁ…ょかった…」
ところが誰も部屋に入ってこない。
「あれ!?雪乃!?どこだ!!」
「ぁ……」
「もしかして俺の部屋か!?」
「ハハ……」
そしてやっと玄関ドアが開き賢心の姿を見た途端涙が溢れてホッとしていたが、賢心や看護師達はすぐに治療を始め病院へと急いだ。
「雪乃…大丈夫だからな」
「うん…」
と最初は優しかったのだが、ドクターカーの中で徐々に変化しつつある表情に私はビクつきながら聞いてみた。
「ぁの……ぉこって、ますか?」
「怒ってないよ…」
「でも……顔が…」
「どうして俺の部屋でカレーの良い匂いがしたんだろうな?」
「ぁ…そ、それは……」
「あとでたっぷり言い訳を聞いてやる」
やっぱり主治医は怒っていらっしゃいました…
「えっ!?家にいるのか!?」
「わからない…」
「早く探さないと!」
賢心は気付くかもしれないと思いながら何度も
電話をかけている間に、涼くんはドクターカーの手配をしていた。
いつまでも床で鳴り響くスマホのバイブで私は
意識を取り戻し、ゆっくり画面に触れると…
「雪乃!!」
微かに聞こえる賢心の声。
「…はぁ、はぁ……」
「今どこ!?家なのか!?」
「…ぅん……」
「今行くからな!」
「…ご、ごめんね……」
電話を繋いだまま賢心は声をかけ続け、
サイレンの音がマンションの前で止まると
部屋に向かってくる足音も聞こえた。
「はぁ…ょかった…」
ところが誰も部屋に入ってこない。
「あれ!?雪乃!?どこだ!!」
「ぁ……」
「もしかして俺の部屋か!?」
「ハハ……」
そしてやっと玄関ドアが開き賢心の姿を見た途端涙が溢れてホッとしていたが、賢心や看護師達はすぐに治療を始め病院へと急いだ。
「雪乃…大丈夫だからな」
「うん…」
と最初は優しかったのだが、ドクターカーの中で徐々に変化しつつある表情に私はビクつきながら聞いてみた。
「ぁの……ぉこって、ますか?」
「怒ってないよ…」
「でも……顔が…」
「どうして俺の部屋でカレーの良い匂いがしたんだろうな?」
「ぁ…そ、それは……」
「あとでたっぷり言い訳を聞いてやる」
やっぱり主治医は怒っていらっしゃいました…