恋友~幼馴染みの君はいつも私に付いてくる~
幼馴染みの後悔
「心不全を起こしてるからしばらく入院だよ」
「ごめんね涼くん……賢心、怒ってるでしょ?」
「確かに顔は怖かったけど…怒ってるんじゃなくて、心配なんだよきっと」
「私が悪いんだけどね……心配かけたり、
日本に戻って来たのも、私のせいでしょ?」
「畑中のせいだなんて賢心が思ってる訳ないだろ~!周りも呆れるくらい溺愛してるんだから」
「…やっぱり、みんな呆れてるよね…ハハハ」
コンコン!
その時病室のドアをノックして入って来た賢心の姿を見た私は反射的に布団を頭まで被った。
「隠れるって事は反省してるって事かぁ?」
「……はぃ」
「まぁまぁ、今は畑中の体調良くないんだから
怒らないで優しくしてやれよ」
そう言いながら涼くんが病室を出て行くと、
ゆっくりベッドに近付き椅子に座った賢心は
布団の中に手を忍ばせ、感覚だけで頬を触り
私はその手の上から自分の手を重ねた。
「出ておいで」
手に触れたまま、恐る恐る布団を捲ると
賢心は目に涙を溜めて私を見つめていた。
「心配かけて、ごめんね…」
「雪乃のせいじゃない。俺のせいなんだ……」
「ぇ…どうして賢心が……」
「ごめんね涼くん……賢心、怒ってるでしょ?」
「確かに顔は怖かったけど…怒ってるんじゃなくて、心配なんだよきっと」
「私が悪いんだけどね……心配かけたり、
日本に戻って来たのも、私のせいでしょ?」
「畑中のせいだなんて賢心が思ってる訳ないだろ~!周りも呆れるくらい溺愛してるんだから」
「…やっぱり、みんな呆れてるよね…ハハハ」
コンコン!
その時病室のドアをノックして入って来た賢心の姿を見た私は反射的に布団を頭まで被った。
「隠れるって事は反省してるって事かぁ?」
「……はぃ」
「まぁまぁ、今は畑中の体調良くないんだから
怒らないで優しくしてやれよ」
そう言いながら涼くんが病室を出て行くと、
ゆっくりベッドに近付き椅子に座った賢心は
布団の中に手を忍ばせ、感覚だけで頬を触り
私はその手の上から自分の手を重ねた。
「出ておいで」
手に触れたまま、恐る恐る布団を捲ると
賢心は目に涙を溜めて私を見つめていた。
「心配かけて、ごめんね…」
「雪乃のせいじゃない。俺のせいなんだ……」
「ぇ…どうして賢心が……」