恋友～幼馴染みの君はいつも私に付いてくる～
産休を取るには早すぎる為１度退職する事になった私は家でのんびり…とはしていられなかった。

何故なら、私が幼稚園の頃にしたなんとも
傲慢な約束を次々と叶えてくれた賢心は、
もう一つの約束も忘れていなかったから。


「俺がいない間無理に片付けとかするなよ！
それから発作が起きたりお腹に異変感じたら
すぐに連絡するんだぞ！」

「分かってるよ」

「って言いながら昨日もクローゼット片付けてただろ！知ってるんだからなー！」

「ぁ……バレてた。だって少しずつでも荷造りしないと、もうすぐ引っ越しだしもっとお腹が大きくなったら出来なくなるでしょう？」

「俺と雪乃の母さんが来てくれるんだから、
本当に無理するなよ！」

「はーい。賢心、遅刻するよ」

「ぅわ、本当だ。行くからキスして！」

「ふふっ凄いおねだりだね」


朝から心配して忠告してキスをして仕事に行く
賢心は、約束の一軒家を購入してくれたのです。



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