【完】セカンドマリッジライフ
「利久さんもああいう大きな場所で働いてみたいって思ったりしないの?」
「それは勘弁だな。 俺にはそういうの合わない。 東京に居た頃はデカい獣医大学で働いてたんだ。でもやっぱなんか違うと思った。
自分の病院に来る患者とは一匹一匹きちんと向き合いたいんだ。
田舎の小さな動物病院でひっそりとやってる方が性には合ってるよ」
「私もッ。みどりの動物病院が大好きッ。 へへへ。利久さんと一緒に居られて幸せ~~~」
屈託のない笑顔。 やっと戻ってくれた。 それだけで満足だ。
俺は雪乃が無理に笑っている姿は嫌いだけど、本当に心から嬉しく笑っている姿は世界一好きだ。
癒されるし、可愛い。 愛しいし、元気が出る。 隣でにこにこと笑う雪乃を抱きしめたくなるけれど今は運転中。 帰ったらいっぱいいっぱい抱きしめてあげよう。