【完】セカンドマリッジライフ
「俺は君が心から笑っていてくれるならばいつだって幸せで居れる」
「んふー!ひゃはあーッ。 利久さんってば朝っぱらから甘いの!」
「雪乃のその引き笑いにもすっかり慣れた。 最初はビビるくらいうるせー笑い声だと思ったけど、慣れたらいいものだな」
「いひひ、利久さん大好き。」
ぎゅっとしがみつくと、もっともっと幸せになれるような予感がする。 利久さんと一緒ならば未来もこの先もずっと穏やかな時間が流れる。
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「雪乃ちゃんがやってきて随分経つねぇー。 仕事も随分様になってきたっしょ」
「そぉですかー?私なんて全然まだまだで先生に迷惑ばっかりかけちゃうー!
あ、マロンちゃん診察室にお入りくださぁーい!」
病院に来る人に言われるようにすっかりと仕事にも慣れた。
住宅街にある小さな動物病院は今日も患者さんが絶える事なくやって来る。 その大半が近所の常連さんだ。