【完】セカンドマリッジライフ

今日は診察終了後に急患がやって来て慌ただしく時間が過ぎた。

玩具を呑み込んでしまった犬がやって来て、緊急入院になる。 時間外でも助けを求める患者が居るのならば病院を開ける利久さんの向き合い方は尊敬できる。

バタバタとしてしまって病院を閉めたのは九時前になってしまった。 さすがの利久さんも今日一日は疲れたようだ。

「利久さんお疲れ様! お先にお風呂に入って来てください!私その間にご飯作っておきますから!」

「いや、雪乃も今日は疲れただろう。 コンビニで何か買って来よう。今車を出すよ」

「いえいえ~!私は全然疲れていませんし、丁度冷蔵庫にある余り野菜を使いたかった所です。
今日は簡単な炒飯ですが私にお任せ下さい!」

「ハハ、本当に頼りになるなあ。全く料理が出来なかった雪乃とは思えない。 雪乃の口から余り野菜で何かを作るなんて」

「あー……また馬鹿にしてぇ! 炒飯は簡単に出来ますから、利久さんはちゃっちゃっとお風呂に入って来てください。 さ、さ、早く!」

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