お前が好きだ。
「…………そ。」
俺は軽く毛布にくるまっている葉花を蹴って寝室を出た。
「あ!ちょっと!?悠木ッ」
俺は寝室から出たあと風呂場へ向かった。
…丁度出来たころだろ…
自分の下着とパジャマに利用しているジャージを手にし風呂の戸を開けた。
「…どうすっかなぁ。」
風呂の中に入って俺は天井を見上げた。
「チュゥしちゃったよ…」
濡れた手を自分の唇にあてた。
ちゃぷん…
静かにその音が響いた…
……なんか……
悲しくなってきた…
だって今日一目惚れしたヤツといきなり同居?しかも…恋愛に興味無いとか嘘言われ?
おまけに嫌いだって言われて?悲しくならないヤツいるか??
「マジ意味分かんね…」
顔を風呂の中に沈めてブクブクと風呂の水面に泡が浮いた…