お前が好きだ。
「んじゃ、永遠に悩むことになるよ?それでもいいの?」
永遠にって…
「でも、もし予想が的中したらあたし…どうすればいいの?」
悠木の元カノ…
本当にいたなんて考えてもみなかった……
それって当たり前なのかな?今まで悠木に彼女がいないなんて有り得ないことだよね??
「…元カノを忘れさせるために!もっと誘惑しちゃいな♪」
ゆ、誘惑!??
「有り得ない!あたしがそんな!ゆ、誘惑だなんて!!」
「んじゃ両想いになれないよ?」
「ならなくていい!」
…ブルルッ
ポケットの中で振るえる携帯を取り出した。
「悠木?」
カチカチとボタンを押してメールBOXをひらいた。
「なんてきたの?」
「ん?夕飯何がいい?ってきた。」
夕飯かぁ…
今日は〜
「あたし肉じゃが食べたい。」
藍も自分の携帯をひらいてそう呟くように言った。
「肉じゃが〜いいね♪んじゃ、肉じゃがにしよ〜」