お前が好きだ。




そして今―…


テーブルをはさんで俺の目の前に彼女が座っている…

「あの、名前なんて言うの?」


俺は、ずっと下を向いている彼女に尋ねた。


「葉花…。」


葉花ちゃんか…


「葉花ちゃんって高校生なんだよね??」


「だから何?」


うぉ。怖い怖い…


彰さんの妹って…


「どうせお兄よりあたしが暗くて怖いとか思ってるんでしょ?」


う……バレた?


彼女は、やっと顔を上げて俺を見た…


ドキン


俺の鼓動が跳ね上がった…

彼女の目はパッチリしていて黒い瞳に黒い綺麗なストレートヘアー


とても高校生とは思えない程大人だった…


「言っておくけど、あたし男とか恋愛に興味ないから…。だからつまり貴方のこと好きになることなんか有り得ないから!」


真っ直ぐな瞳で俺にそう言った…


酷いよ……


ちょっとショックだわ。。



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