お前が好きだ。
あたしは藍の腕を掴んで耳打ちした。
「なんであたし呼んだの??」
「ん?真斗があんた狙いだから〜♪」
真斗!??呼び捨て?
「あ。真斗とは幼馴染みだから〜ついでに二人呼んでもらったの〜!!てか、あたしはどうなんだよ!って話し何だけどね?」
「は?あたし、好きな人いるのに?!!」
「あ♪忘れてた〜!でも、いいじゃん?まだ両想いじゃ……」
藍は、あたしの肩にかけてある鞄をずらしてあの赤いマークを指差した。
「何これ?」
「……知りません。」
なるべく藍の目を見ないように顔を背けた。
「……噂の彼ともうそんな関係に……?」
ニヤけながらあたしを見上げる藍…
「…さっきつけられたの!」
「さっきってあんた朝まで……!?」
「違うわ!!!!」