お前が好きだ。




「行く前につけられたの!!」


「藍?」


あたし達の前に立つ原くん。


「あ。ごめんごめん〜」


藍は、原くんの隣へ駆け寄ると原くんに耳打ちして他の4人のところへ向かった


原くんは、顔真っ赤。


「原くん?」


あたしは、原くんを見上げて首を傾げた。


原くんは、更に顔を染める…


「ご、ごめん…。。行こっか?」


原くんは髪の毛をかきながらあたしを見下ろした。


ドキンッ


綺麗な顔だなぁ〜


あたしは、数秒間原くんに見とれてしまった。


「葉花ちゃん??」


彼の声に我にかえるあたし。


「あ。ごめん。行こっか!」


彼から目を反らして藍達の元へ急いだ。。


「……葉花ちゃんって彼氏いるの?」


いつの間にかあたしの前を歩いていた原くんは、振り返ってそう言った。。




「一応…います。」




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