お前が好きだ。
「ふーん。その人って年上?」
「はい。」
「そっかぁ。…てか奪っていいかな?葉花ちゃんのこと♪」
笑顔で言うから…言葉があんま頭に入ってない…
でも、奪っていいかな?とか言ってなかった????
「はぃ?」
「ふふっ。聞こえなかった?葉花ちゃんをその彼氏から奪っちゃおうかな?って言ったの♪」
裏のある笑顔をまたあたしに向けた……
「えっ…そんなの無理じゃ…「無理じゃないよ?」
あたしの言葉を遮って彼は自慢げに言った。
「だって今彼氏さんいないんだよ??」
ニヤリと不気味な笑みを溢してまた歩き出した。
ピンチ?なの??
奪う…かぁ。。
有り得ないでしょ?
「おい!」
人が多いこの町中…
でもあの低い声だけがはっきりと聞こえた。。