お前が好きだ。
振り返って見なくても今の声で直ぐわかった。
この声は、悠木だ。。
「…悠木…?」
「何固まってんの?」
ポン
頭の上に置かれた悠木の温かい手。。
あたしは下を向く。
「そんなに見られたくなかった?あの男といるとこ。」
そう言って原くんの後ろ姿を睨んだ。。
「違うよ。ただビックリしただけ。。」
「そ。んで、これからどこ行くの?」
携帯をポケットから取り出した悠木は、携帯の画面に映しだされている時計を気にしながら
あたしに尋ねた。
「カラオケ行くの。。でも、あたし帰りたい…」
自分でも驚くほどな言葉だったが悠木から出た言葉は…
「なんで?友達と遊んでんだろ??俺のことなんてほっとけ。。」
ちょっとショックだった。。
その時…悠木の携帯が鳴った。。
〜♪〜♪〜