お前が好きだ。
「恋はねぇ〜沙乙がパパのこと好きならそれが恋なんだよ♪」
だいたいこれで通じるだろ?
「沙乙パパきらい〜」
ブーと頬を膨らませる沙乙。。
「パパ嫌いなの?」
俺が尋ねると大きく頷いた。
「だってパパ…まいにち遊んでくれないんだもん!」
「それはパパがお仕事で忙しいからだよ?パパだって沙乙と遊びたいんだよ?」
姉貴は、沙乙の頭を撫でて微笑んだ。
俺にもきっと…
子供が出来て、忙しくなって…休みもなく仕事なんだろうな…
「ほんと?パパちゃんとそう思ってる??」
「うん。。」
姉貴の言葉に安心したのかオレンジジュースを飲んで数分後…
寝てしまった。
俺は慌てて布団になるようなモノをタンスから出した。
「これでいい?」
沙乙をだっこしている姉貴に尋ねた。
「うん。ありがとう…」
姉貴はゆっくり沙乙を布団の上にのせた。