お前が好きだ。
「悠木?」
葉花は、姉貴に気づき俺を見た。
「おぉ!おかえり!早かったな?」
俺は立ち上がって葉花を見下ろした。
「う、うん。ねぇ悠木…」
葉花は、俺から目を反らして姉貴に顔を向けた。
「あぁ。こいつは、俺の姉貴だ♪」
「こいつって酷いわ…」
「お姉さん?」
葉花は少し安心したように微笑んだ。
「そうよ。こいつ!の姉の優香です。よろしく。んじゃ帰るわ!」
そう言ってまだ寝てる沙乙を抱き抱えながら去って行った。
「お姉さん綺麗だね?」
葉花は、ドアを見つめながら言った。
「そうか?」
俺は、布団を綺麗に畳んで持ち上げた。
「手伝う。」
上目遣いで俺を見上げてそう言った。。
ヤバイだろ…
その目……
「悠木?」
「あ?あぁ!いいよいいよ!別に…一人で運べるし!」
俺は、逃げるようにリビングを出た。