お前が好きだ。
だが、
ギュッ
後ろから葉花が抱きついてきてその瞬間布団が床に落ちた。
「葉…花?」
後ろに顔を向けた。
葉花は、また上目遣いで俺を見上げた。
「なんであたしをおいて行ったの?」
「えっ?」
「なんであたしと帰ってくれなかったの?しかも、こんなマークつけといてあたしをほっとくなんて…」
葉花は、泣いていた。
「最低ッ!!」
「葉花……ごめん…」
「許さない!…悠木なんて嫌いだもん…」
とか、言っときながら俺から離れようとしない葉花。。
こんな状態で言うなよ…
「葉花…。。可愛い。。」
俺はそっと葉花と向かい合わせになって葉花の背中に手をまわした。
「可愛くない…」
「可愛いよ?ヤバイほど♪」
俺が葉花の耳元で囁くと、葉花は急に暴れだした。
「おい。どうした?」
「離して!!」
ニヤリ…
俺は、意地でも離さない。