お前が好きだ。
彼女との生活
「悠木さんって料理出来るんですね?」
俺がキッチンで夕食の準備をしている時に彼女は、やって来た。
「まぁね。一人暮らしだし出来なきゃ生きていけないからな?」
「そうですよね?」
そう言って彼女は、俺に笑いかけた。
「葉花ちゃんは、料理出来るの?」
照れてる顔を見せたくなくて彼女に背を向けた。。
「いいえ。できません。ずっとお兄にまかせてるので。」
「ふーん。そっか。てか、敬語やめない?めっちゃ中途半端だから。」
俺は、冷蔵庫に手をかけて中からお肉を取り出した。
夕食は、シチューだ。
「んじゃやめる。てか、あたしのこと葉花ちゃんって呼ばないで!葉花でいいから。」
……葉花…?
「んじゃ俺のことも悠木でいいから。」
彼女は、俺の顔を覗き込んで
「悠木♪手伝うよ!」
ドッキュゥゥゥゥン!!!!
これじゃ俺の心臓もたないよ……