お前が好きだ。




ギュッ


後ろから抱き締められた。

あたしは、その衝撃で固まった。


《…葉花??》


あたしの携帯は、いつの間にか悠木に取られていた…

「ふぇい?彰さんっすか?」


寝惚けた悠木の声が聞こえ…


お兄の


《おめぇ!人の妹に何手ー出してんだよ!!あ゛ぁ?》


キレてる声が耳に響いた。

「しょうがないじゃないっすかー!男が女の子といて好きにならないって有り得ないことっすよ?!」


《あぁ…そうだな。まぁ、それはいいんだけど…明日葉花返してもらうから》


「えっ?帰って来んすか!?早くないですか?」


《あ?そんなに葉花といたいのか??》


そんなお兄の低くい声に悠木は、面白がっていた…


お兄ってこういうことになると許してくれないから…

正直うんざり…




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