お前が好きだ。
「当たり前じゃないですか?彰さんは分かるんじゃないすか?今、俺が言いたいこと♪」
悠木はあたしを放してあたしに背を向けた。
直ぐに冷えきってしまうあたしの体…
そして、急に寂しくなってつい悠木の服を摘んだ。
悠木はそれに気づいたのかあたしに笑顔を向けた。
《まぁ分からなくもないけど、とりあえず明日、よろしくな?》
パタン
悠木はあたしの携帯を閉じてあたしに渡した。
「彰さん帰って来るんだってな?」
「うん。。そうだね…。」
あたしは服を摘んでいる手に力を強くした。
「たった数日間しか会ってなのに…めっちゃ好きになってる。。」
悠木は再びあたしを抱き締めてそう言った。
「あたしも。。」
「なぁ…チュウして?」
甘えた声であたしの耳元で囁く悠木…