先生と生徒の関係
天使との出会い
友達のえまちゃんが今度塾のお楽しみ会があって、塾に入ってなくても来てもいいって言ってたから行ってみない?って誘われた。少し考えたけど行くことにした。 
私は塾に入っていないためどんな感じか分からなかったため、すごくソワソワしていた。初めて塾に足を踏み入れた。
先生方はとっても明るく生徒じゃない私にも優しくしてしてくれた。女の先生はその日になかったため少し話しにくかったけれど、とっても楽しい時間だった。最後にお菓子と文房具をもらい、家に帰って親にどうだったか聞かれた。
「とっても楽しくて優しい先生が多かったよ」
「そっか!よかったね」 
「るあ、嫌かもしれないけど、この前のテストの点数も悪かったし、その塾に入ってみたら?」
沈黙が走る 
「体験だけなら」と言って体験に行くことにした。
どの先生もとっても優しかったし、分かりやすく覚えることができた。1か月後その塾に入塾することを決めた。
勉強は大嫌いだけど先生と話すのは友達感覚の先生もいて楽しい。
数日たち塾の入り口に先生達の自己紹介カードが貼ってあるのを見た。そこには目を疑うものがあった。
何回そのカードを見ただろうか。最低でも5回いや、10回は見ただろう。その先生とは塾で会ったこともないし話したこともなかった。
すごく話してみたいと思い何曜日に来るか社員の先生に聞いた。私が塾に来ない木曜日だった。その先生と会えないのかと悲しくなった。だから木曜日にえまちゃんと自習に行った。初めてしっかりと顔を見ることができた。
「こんばんは」
と挨拶してくれた。
名前は知っていたけど確認のため聞いた。
「私、村田るあです。よろしくお願いします」
「よろしくね。川中圭人と言います。専門科目は社会です」
やっぱりあの時の人だ!
まぁまぁ顔が整っていて性格も良さそうな人で優しそうだった。 
「分からない所があったら遠慮なく言ってくれていいからね」
「ありがとうございます」
とってもいい人だと思った。
憧れの人とこんなにも喋っているとは思わなかった。
帰り道
綺麗な夜空を見上げながら星が綺麗に輝いている。かに座の形が私の左側を照らし眩しくさせる。 
次の日えまちゃんに昨日会ったことを話した。ぱっちりとした目で見て驚いたように
「えっ!ほんとに?」
「ほんとほんと!やばかった」
「よかったね!」
「うん!」
「あのね、言ってショックを受けるかもしれないけど私ね、川中先生の授業を受けているんだよ」
「担当の先生川中先生なの。」
少し悲しくなった。けど
「あ、そうなんだいいじゃん」
「うん。めっちゃ優しいよ」
「やっぱり優しいんだね」
第一印象はやっぱり当たってて優しい人なんだと分かった。
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