泣いてる君に恋した世界で、
咲陽日記⑥
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2XXX年 9月 1X日 17:25 晴れ(雲多め)
今日は長文。
槙田くんが来た。びっくりした。とてもうれしかった。泣きそうになっちゃった。走ってきたのかな?ってくらい息があがってたね。授業をサボってまで来てくれたんだって。荷物も全て置いてきたみたい笑 かわいいよね。
久しぶりの君の横顔を描いた。
なんか泣けてきちゃった笑
見られてなくてよかった(笑)
それからまた隠し事しちゃった。ごめんね。君には言えないや。だって私死んじゃうんだもん 先生やお母さんたちが口を揃えて「大丈夫」「治る」って言ってるけど気付いてるからね私。みんなして私をいくつだと思ってるの?笑 子どもじゃないんだから雰囲気で察するって。もう時間がないって。だから君に好きとか言えない。言わない。死ぬってことも言ってあげない。まゆには言えちゃったんだけどね。なんでだろうね。大切な人でも親友には言えて、君には言えないって。2人とも私の大切な人なのに。
まゆが泣いてたって聞いて苦しかったけど、君の涙目にだって苦しかった。多分そういうことなんだと思う。君の悲しむ姿を見たくない。身勝手かな。なんかまゆに怒られちゃいそう。怒んないでね?許して。
がんばって治すから。泣かないで。待ってて。私まだまだ生きるし。やりたいことたくさんあるし。簡単には死なないよ私。がんばる。
今日は君の突然の訪問に驚いたけど、笑ったり泣いたりできて生きてるって感じがしたよ。ありがとう。本当は文化祭楽しみにしてたからものすごく悔しい。だから私の分まで楽しんできてね。写真送ってね。って後で送っとこ。笑
おやすみなさい。
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