未来の種
放送室に着くと、3名の先生方が、撮影のセッティングをしていた。
「乾先生?」
「あれ? 美衣子!……じゃなかった。美衣子先生だ。どうしたの?こんなところで。」
「ちょっとお願いがありまして…。今少しだけお時間取れますか?」
「あぁ。セッティングはほぼ終わったから大丈夫だけど。
山川先生! ちょっと離れます!」
そう言って廊下に出てくれた。
「緊急事態宣言に向けて、動画配信をしていくことになってね。入学式も始業式も中止になったし、せめてオンラインで新入生向けに校長の挨拶だけでもね。」
「わー。どこも同じなんだ。」
「これしか生徒に発信していく方法ないからね。今後も使いそうだし、当分の間、放送室は動画配信用のスタジオにするつもりでセッティングしたんだ。授業の方は、オンラインで始める準備もしてる。」
「乾先生?」
「あれ? 美衣子!……じゃなかった。美衣子先生だ。どうしたの?こんなところで。」
「ちょっとお願いがありまして…。今少しだけお時間取れますか?」
「あぁ。セッティングはほぼ終わったから大丈夫だけど。
山川先生! ちょっと離れます!」
そう言って廊下に出てくれた。
「緊急事態宣言に向けて、動画配信をしていくことになってね。入学式も始業式も中止になったし、せめてオンラインで新入生向けに校長の挨拶だけでもね。」
「わー。どこも同じなんだ。」
「これしか生徒に発信していく方法ないからね。今後も使いそうだし、当分の間、放送室は動画配信用のスタジオにするつもりでセッティングしたんだ。授業の方は、オンラインで始める準備もしてる。」