色のない世界に恋のうたを
好意。
そんなものを感じたことは1度もなかったのに。
そんなものを感じられるところに身を置いている訳でもないのに。
私の鼓動が早くなり、熱くなっているのは、 周りの炎のせいでもなく、張り詰めた空気のせいでもなく、間違いなく彼のせいだった。
『結桜ちゃん、答えを聞かせて欲しい』
「私は…」
この想いを告げたところで、この火に吸い取られて、ゆらゆらと燃え尽き灰になるだけだ。
私の淡い恋心は、どこにも行く先がなくただこの夜空に彷徨うのだろう。
そんなものを感じたことは1度もなかったのに。
そんなものを感じられるところに身を置いている訳でもないのに。
私の鼓動が早くなり、熱くなっているのは、 周りの炎のせいでもなく、張り詰めた空気のせいでもなく、間違いなく彼のせいだった。
『結桜ちゃん、答えを聞かせて欲しい』
「私は…」
この想いを告げたところで、この火に吸い取られて、ゆらゆらと燃え尽き灰になるだけだ。
私の淡い恋心は、どこにも行く先がなくただこの夜空に彷徨うのだろう。