七色の魔法使い#特別編~大きな虹を描いて~
その時部屋のドアがノックされて、アイビーが顔を見せる。
「……冬都、あまり無理したらダメですよ」
「……アイビー……ありがとう。でもね……僕は、未来のフォルトゥナを救いたいんだ」
僕は、窓から星空を眺めた。僕らのいる世界で見るよりも、ずっと綺麗な星空だ。
「……」
「僕は、ずっと自分自身が嫌いだった……けどね、皆と出会ったから僕は変われたんだ。出会えてなかったら、僕はもしかしたら自殺してたかもしれない。イラストレーターという夢を持つことが出来たのも、皆に出会えたからなんだ……アイビー、僕をフォルトゥナに召喚してくれてありがとう」
僕は、アイビーに向かって笑ってみせる。アイビーは少しきょとんとした顔で僕を見つめた後、微笑んだ。
「……未来の冬都は、結構笑うんですね。今でも笑うようにはなったとは思うんですけど……」
「そうだね。僕がここまで笑えるようになったのは、ずっと輝一が側にいてくれたからなんだ」
「……」
僕はアイビーに微笑んで、もう一度星空を見つめた。
僕が過去に来て、1週間。僕は、小さな湖のある木に囲まれた広場に来ていた。
湖のほとりでは、僕に背を向けた状態で黒いローブを着た水色髪の子が立ってる。
「……冬都、あまり無理したらダメですよ」
「……アイビー……ありがとう。でもね……僕は、未来のフォルトゥナを救いたいんだ」
僕は、窓から星空を眺めた。僕らのいる世界で見るよりも、ずっと綺麗な星空だ。
「……」
「僕は、ずっと自分自身が嫌いだった……けどね、皆と出会ったから僕は変われたんだ。出会えてなかったら、僕はもしかしたら自殺してたかもしれない。イラストレーターという夢を持つことが出来たのも、皆に出会えたからなんだ……アイビー、僕をフォルトゥナに召喚してくれてありがとう」
僕は、アイビーに向かって笑ってみせる。アイビーは少しきょとんとした顔で僕を見つめた後、微笑んだ。
「……未来の冬都は、結構笑うんですね。今でも笑うようにはなったとは思うんですけど……」
「そうだね。僕がここまで笑えるようになったのは、ずっと輝一が側にいてくれたからなんだ」
「……」
僕はアイビーに微笑んで、もう一度星空を見つめた。
僕が過去に来て、1週間。僕は、小さな湖のある木に囲まれた広場に来ていた。
湖のほとりでは、僕に背を向けた状態で黒いローブを着た水色髪の子が立ってる。