Shyなtownのりんご姫!
その次の日、要は、あの岬へと急いでいた。午後五時。少し冷たい風が吹いていたが、気にせず原チャリで倫子の待つ岬へと急いだ。

「昨日と同じ、あの岬でお話しませんか。(^o^)/」

昨日、要が寝てしまった直後に、倫子からのメールが要の携帯電話に届いていたのだった。
ようやく岬にたどり着いた要は、倫子の所へ駆け寄った。

「ありがとう、赤井さん、メールをくれて。」

倫子は、まだ少しこわ張った顔をしていたが、ポケットから携帯電話を取り出すと、何やら文章を打ち出した。
しばらくして、要の携帯電話にメールが届いた。

「こちらこそ、わざわざここまできてくれてありがとう。」

いきなりメールで挨拶された要は、少し面食らったが、にこっとほほ笑むと、

「どういたしまして。」

と、メールを倫子に送った。
そんなやり取りがしばらく行われた後、要は、ある事をメールで倫子に聞いた。
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