『奏ちゃん、奏ちゃん!!』


『ん・・・?雄輔さん??』


『大丈夫!?!?』


『うん・・・何でここに?』

『奏ちゃんを迎えに来たんだよ!!』


何言ってんだ??
だってわけも分からずに
走っていった私を
迎えに来たなんて・・・

矛盾している


『とにかく!車に行こう!!』


私は意識がまだ
戻っていないまま
立ち上がろうとした


『わっ』

『あっぶね』


目を開けると
雄輔さんに支えられていた・・・


『ご、ごめん!!』

『まだ歩けそうにないね。よいしょっと』


そう言って雄輔さんは
お姫様だっこをしてくれた


『いいって!!!!』

『大丈夫。これでも俺、筋肉はあるから。
暴れたら落ちるよ。』


雄輔さんは
微笑みながら言った

何か敵わないな・・・


そのまま2人で車まで行った

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