【短】恋のオンパレード♪(続編)
そして。
恐怖の実家へ!
あれから、ケンのトイレダッシュの事も触れないまま。
「うふふ。軽トラックいいじゃないですか!」
高音ボイスで、耳に残るよ!里沙ちゃん。
「楽しんでない?」
手を振りながら里沙ちゃんは、笑ってる。
「いいえ?田舎って感じで好きです!」
「当たり前です!」
強がっているのが、みえみえの私。
でも?
あの謎のケンの行動には私も、タジタジ。
「先輩らしくない〜!」
里沙ちゃんの言う通りで。
今まで、必ず私たちの所に来てたのに初めてなんだ。
あのケンの行動…。
「私に言うほどたいした用でもなかったのよ!」
昨日の会話が頭から、離れない。
『ガクッ!!!』
またまたエンスト発生。
「だから!電車に変えようって言ったのにぃ!」
「我慢!それに、ヤエに見せたい景色があるんだ!」
「…?…」
ただでさえ、緊張してんのに。