【短】恋のオンパレード♪(続編)
だんだんと、のどかな山道に入って行く。


軽トラックも頑張ってくれてまして。


ちょっと、一安心。

安心しちゃて。

眠くて、寝てしまった私。

「ヤエ?」


「…ふぁい!」


「着いたよ!」


う"っ!

マジで?

着いちゃった!?

化粧直ししてないし!

慌ててバックへ、手を伸ばした時。

ケンが私の腕を掴んだ。


「外見て!」


「えっ…;」


凄いじゃないの!

辺り一面、桜だらけ。

桜満開の中に小さな川が、流れている。

静かな水の音だけが、聞こえる。

「ここ、穴場なんだ!」


外で、散策。

素敵じゃない!

ピンク色が、こんなにも、沢山あるなんて!


「ヤエにピッタリだよ!」

「えっ、何が?」


「桜に決まってるじゃん。」


そうです。

いつも急に吐きそうな、セリフを言うんです。
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