【短】恋のオンパレード♪(続編)
「緊張溶けた?」
うーん。
「今はね!それより、ケンの運転が心配だよ!」
桜の木の下で、ちょっとばかり酔い心地なんだけど!
「俺、この場所でって、決めてたんだ!」
ケン?
一人で、暴走してるし。
私の言葉聞いてる?
「ヤエに、渡したい物があるんだ!」
「渡したい物?」
ケンは突然私の前に来て、ポケットから小さな箱を私の手の平にのせた。
あっ!
これって…。
「ケン…?」
「開けて見て!」
そうだよね!
指輪だよ…!
「どしたの?」
「いつも、心配かけてごめん!」
俯きながら、ケンは一息して。
「ヤエ、結婚してください!」
えっっ?
深々と頭を下げるケン。
そんなに、頭下げないでってばぁ…。
「俺。最近、成績悪いって言ったじゃん?」
うん。
確かにね…;
「でも、頑張って!ヤエに認めて貰えるように今日を目標に走り回ったんだ。」