あなたに本命のチョコを
だから、悔しくて…分かって居たけど悲しくて、言うつもりのない言葉を言ってしまう

「す、好きなんです…!先生が、好きで好きで、本命チョコまで先生の為に作って…」

勢いで言ってしまった言葉は、今さら後悔しても遅い。

氷室先生は目をぱちくりと瞬きをして、呆けた顔で聞いてきた。

「は…?お前…俺が、好きなのか…?」

取り返しつかないことを言ってしまった…

急いで言い訳をしようとした時、

「ち、違くて…んっ…」
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