あなたに本命のチョコを
その言葉に、驚きながらもコクン頷く。

先生は半分だけ口に含む…

「…うまっ!…」

その言葉に安堵して頰(ほお)が緩むのを感じる。

「まじでその顔反則だから…」

「えっ…?」

先生は、残りのチョコを口に含んだかと思うと、私にキスをした。

「むぅ…んぅ」

深い、深いキス…

そして先生はケモノの様な表情になり、

「もっと甘くなった…」

そう呟いた…

「なぁ、佳奈…俺と付き合ってくれるか…?」

その言葉は私には、一つの返事しか思いつかない…

「はい…!先生…付き合いたいです…!」

その言葉に先生は甘くとろける笑顔とキスを私にした。

「ありがとな…」

先生のキスは、余りに甘くて…チョコより甘いのじゃないかと錯覚した程だった。
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