あなたに本命のチョコを
グルグル考えながら、チョコを食べていると、

ガラガラと教室のドアが開く。

そこから出てきたのは、氷室先生だった。

先生は、私の泣いてる姿を見たとき驚いた様な顔をして、こちらに寄ってきた。

「どうした…?大丈夫か…?」

「だ、大丈夫です…」

声が少し震えてる…なんで上手く出来ないんだろう…

氷室先生は、まだ心配そうにしている…

「そう…か、分かった。でも、もう少しだけ側にいるよ…」

何故か少し悲しい顔した氷室先生は、こんな私の側に居てくれるんだ…

そう思えば、心がほのかに温かくなる…

やっぱり…好き…

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