あなたに本命のチョコを
氷室先生は、慌てた様子で私をそっと抱きしめた。

「せ、先生…?」

氷室先生の温もりにドキドキしながら、聞くと、

「ごめん、泣かせるつもりはなかった…」

不安そうな表情になんだか可愛く思えて、
そっと先生の頰を撫でる。

先生は、顔を真っ赤にしたかと思うと
私の髪をクシャっと撫でる

「…っまじで反則だから…」

なんのことなのか分からないけど、私はこの時間が永遠に続けばいいと考えてしまった…
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