妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
2-6
ノワールがいた場所に現れたのは、エルファーレンの国王フィンラスだった。しかも中洲でカテリアーナに見せた大きな猫姿だ。
あらためて見る猫姿のフィンラスは大きかった。青年姿の時より長身だ。いや巨体というべきか。
「ノワールがフィンラス様? フィンラス様がノワール? え? ええっ!」
「後で説明する。カル。カテリアーナを守れ」
「承知いたしました」
混乱しているカテリアーナをカルスに託すと、フィンラスは森同士で争っていた猫たちに向き合う。
「あ! こここ……国王陛下!」
「何で国王がこんなところに!?」
突然現れた国王フィンラスにルゥナの森の猫たちもソゥレの森の猫たちも混乱する。
あらためて見る猫姿のフィンラスは大きかった。青年姿の時より長身だ。いや巨体というべきか。
「ノワールがフィンラス様? フィンラス様がノワール? え? ええっ!」
「後で説明する。カル。カテリアーナを守れ」
「承知いたしました」
混乱しているカテリアーナをカルスに託すと、フィンラスは森同士で争っていた猫たちに向き合う。
「あ! こここ……国王陛下!」
「何で国王がこんなところに!?」
突然現れた国王フィンラスにルゥナの森の猫たちもソゥレの森の猫たちも混乱する。