妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
フィンラスは猫たちを見据えると、大きな体を揺らす。
「ここへ来たのは偶然だ。だが、『悪しきマタタビ』と呼ばれる麻薬の出どころが判明したことは僥倖だったな」
「『悪しきマタタビ』? 新種のマタタビじゃねえのか?」
フィンラスの言葉に真っ先に反応したのはソゥレの森のリーダーだ。カテリアーナがくしゃ猫と呼んだ猫だった。
「それがな。そこの姉ちゃんが言うには『マタタビモドキ』っていう毒らしいんだ」
ソゥレの森のリーダーの問いかけに答えたのは、ルゥナの森のリーダーのブチ猫だ。肉球が覗く前足でカテリアーナを差す。不覚にもチラ見えした肉球にときめいたカテリアーナだった。
「毒だと!? おめえはそんなものを売りつけてたのか? ルゥナの森の」
「これが毒なんて知らなかったんだ! 俺は新種のマタタビとしか聞いてねえからよ」
ルゥナの森とソゥレの森のリーダーが言い合いをし始める。
「ここへ来たのは偶然だ。だが、『悪しきマタタビ』と呼ばれる麻薬の出どころが判明したことは僥倖だったな」
「『悪しきマタタビ』? 新種のマタタビじゃねえのか?」
フィンラスの言葉に真っ先に反応したのはソゥレの森のリーダーだ。カテリアーナがくしゃ猫と呼んだ猫だった。
「それがな。そこの姉ちゃんが言うには『マタタビモドキ』っていう毒らしいんだ」
ソゥレの森のリーダーの問いかけに答えたのは、ルゥナの森のリーダーのブチ猫だ。肉球が覗く前足でカテリアーナを差す。不覚にもチラ見えした肉球にときめいたカテリアーナだった。
「毒だと!? おめえはそんなものを売りつけてたのか? ルゥナの森の」
「これが毒なんて知らなかったんだ! 俺は新種のマタタビとしか聞いてねえからよ」
ルゥナの森とソゥレの森のリーダーが言い合いをし始める。