妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
フィンラスは互いのリーダーを見やると、ため息を吐く。一呼吸した後、カルスに向かって声を張り上げる。
「詳しい話を聞く必要がありそうだ。カル、こやつらを全員捕縛せよ!」
カルスが騎士たちに命じて猫たちを捕縛しようとする。騎士たちが動き始めると、玲瓏な声が響いた。
「お待ちください! フィンラス様!」
冴えた美しい声の主はカテリアーナだった。猫たちが捕縛されると聞いて混乱が解けたようだ。
「どうした? カテリアーナ」
「発言の許可をいただけますか?」
「カテリアーナ姫! 何を!?」
「構わぬ。申してみよ」
カテリアーナを止めようとしていたカルスを手で制すると、フィンラスは続きを促す。
「ここにいる猫たちの中には怪我を負っている者がおります。まずは手当ての許可をいただきたく」
誰もがカテリアーナの言葉に呆気にとられる中、フィンラスのみが不敵な笑みを浮かべる。
「よかろう。カル、手伝ってやれ」
「詳しい話を聞く必要がありそうだ。カル、こやつらを全員捕縛せよ!」
カルスが騎士たちに命じて猫たちを捕縛しようとする。騎士たちが動き始めると、玲瓏な声が響いた。
「お待ちください! フィンラス様!」
冴えた美しい声の主はカテリアーナだった。猫たちが捕縛されると聞いて混乱が解けたようだ。
「どうした? カテリアーナ」
「発言の許可をいただけますか?」
「カテリアーナ姫! 何を!?」
「構わぬ。申してみよ」
カテリアーナを止めようとしていたカルスを手で制すると、フィンラスは続きを促す。
「ここにいる猫たちの中には怪我を負っている者がおります。まずは手当ての許可をいただきたく」
誰もがカテリアーナの言葉に呆気にとられる中、フィンラスのみが不敵な笑みを浮かべる。
「よかろう。カル、手伝ってやれ」