妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
ふっと微笑むとフィンラスは退室しようと踵を返す。その背中にカテリアーナがもう一度呼びかける。
「フィル、ありがとう。あと、途中で抜け出してごめんなさい」
ルゥナの森で逃げ出そうとしたことを謝罪する。フィンラスは振り返るとカテリアーナにアメジストの瞳を向け、優しく細めた。
「さて、何のことかな? カティには我が国が抱えていた問題を解決に導く手助けをしてもらっただけだが?」
「え?」
「晩餐の時間にまた会おう」
手を振ると、今度こそフィンラスは部屋を退室していった。
「フィル、ありがとう。あと、途中で抜け出してごめんなさい」
ルゥナの森で逃げ出そうとしたことを謝罪する。フィンラスは振り返るとカテリアーナにアメジストの瞳を向け、優しく細めた。
「さて、何のことかな? カティには我が国が抱えていた問題を解決に導く手助けをしてもらっただけだが?」
「え?」
「晩餐の時間にまた会おう」
手を振ると、今度こそフィンラスは部屋を退室していった。