妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
厩舎よりもかなり大きい竜舎の前には、ドラゴンが二頭いた。緑の鱗に覆われた体躯に大きな翼。頭部には鹿のような角が二本生えていた。手足があるが、手は退化しているようで短い。尻尾が長く、体には馬のような手綱が着けられている。
「これがドラゴン? きれいね」
「ドラゴンがきれいだと褒めるのはカテリアーナくらいだろうな」
カテリアーナより少し遅れて竜舎に来たフィンラスに声をかけられる。カテリアーナとお揃いの服を着て、手には厚い皮の手袋は嵌めていた。
「フィンラス様、おはようございます」
「おはよう、カテリアーナ」
今日、フィンラスに会うのが初めてのカテリアーナは朝の挨拶をする。朝食は遠乗りの支度があったため、自室で軽くすませたのだ。
「ドラゴンの支度は整っているようだな。では行こうか? カテリアーナ」
「はい」
「これがドラゴン? きれいね」
「ドラゴンがきれいだと褒めるのはカテリアーナくらいだろうな」
カテリアーナより少し遅れて竜舎に来たフィンラスに声をかけられる。カテリアーナとお揃いの服を着て、手には厚い皮の手袋は嵌めていた。
「フィンラス様、おはようございます」
「おはよう、カテリアーナ」
今日、フィンラスに会うのが初めてのカテリアーナは朝の挨拶をする。朝食は遠乗りの支度があったため、自室で軽くすませたのだ。
「ドラゴンの支度は整っているようだな。では行こうか? カテリアーナ」
「はい」