妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
2-2
フィンラスが軽々とカテリアーナを抱きかかえ、ドラゴンの背に乗せると自らの前に座らせる。カテリアーナを後ろから抱える形だ。
フィンラスに守られているようで、カテリアーナは安心する。しかし、同時に胸が高鳴った。この気持ちの表し方が分からないカテリアーナはドラゴンの乗ることができて興奮しているのだと錯覚する。
「振り落とされないように、しっかり掴まっていろ」
カテリアーナは咄嗟にドラゴンの鞍に掴まる。
フィンラスが手綱を握るとドラゴンが翼を広げ、ゆっくりと浮上していく。ある程度の高度に達すると、ドラゴンは翼をはためかせ、スピードをあげていく。
みるみるうちにエルファーレン王宮が遠ざかっていった。
「ドラゴンはこんなに早く飛べるのですね。エルファーレン王宮がもうあんな遠くに見えます」
フィンラスに守られているようで、カテリアーナは安心する。しかし、同時に胸が高鳴った。この気持ちの表し方が分からないカテリアーナはドラゴンの乗ることができて興奮しているのだと錯覚する。
「振り落とされないように、しっかり掴まっていろ」
カテリアーナは咄嗟にドラゴンの鞍に掴まる。
フィンラスが手綱を握るとドラゴンが翼を広げ、ゆっくりと浮上していく。ある程度の高度に達すると、ドラゴンは翼をはためかせ、スピードをあげていく。
みるみるうちにエルファーレン王宮が遠ざかっていった。
「ドラゴンはこんなに早く飛べるのですね。エルファーレン王宮がもうあんな遠くに見えます」