妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~

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 カテリアーナの教育は全てクローディアが担っている。

 本来、王族の子女には家庭教師がつくのだが、なり手がいなかったからだ。おそらく国王が圧力をかけているのだろう。

 それならば孫娘の教育は自分でしようと自ら家庭教師を務めることにしたクローディアだ。

 クローディアは摂政として国政に携わっていた時期があった。前国王であった夫が若くして亡くなったので、まだ幼かった息子の代わりに政務を執っていたのだ。

 息子が成人したと同時に国政を退き、離宮でのんびり余生を過ごしていた。おかげで時間だけはたっぷりある。

 カテリアーナは覚えが早く、教えがいのある優秀な生徒だ。だが、一つだけ困ったことがある。
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