妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
フィンラス自らティアラをカテリアーナの頭につける。
「このティアラもかなり豪華だと思います。わたくしはこのままでも構いませんが」
「いや。このティアラは俺が王太子だった頃にいつ妃を迎えてもいいようにとジェイドが用意したものだ。カテリアーナには俺から新しいものを贈りたい」
しばらく二人が見つめ合っているとコホンという咳払いが聞こえる。パールの声だ。
「まあまあ。はなたれ子猫だったフィンラス様が立派になられたこと」
「パール! からかうな。こんな時はカルと親子だとつくづく思い知らされる」
子猫という言葉にカテリアーナは反応する。
「フィンラス様の子猫姿。可愛かったのでしょうね。見てみたかったわ」
ブツブツと独り言を呟きはじめたカテリアーナにフィンラスとパールは気づいていない。
「このティアラもかなり豪華だと思います。わたくしはこのままでも構いませんが」
「いや。このティアラは俺が王太子だった頃にいつ妃を迎えてもいいようにとジェイドが用意したものだ。カテリアーナには俺から新しいものを贈りたい」
しばらく二人が見つめ合っているとコホンという咳払いが聞こえる。パールの声だ。
「まあまあ。はなたれ子猫だったフィンラス様が立派になられたこと」
「パール! からかうな。こんな時はカルと親子だとつくづく思い知らされる」
子猫という言葉にカテリアーナは反応する。
「フィンラス様の子猫姿。可愛かったのでしょうね。見てみたかったわ」
ブツブツと独り言を呟きはじめたカテリアーナにフィンラスとパールは気づいていない。