妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
大広間の扉の前にはカルスと王直属の近衛隊の制服を着た騎士が立っていた。カルスが前に進み出てフィンラスとカテリアーナに一礼する。
「陛下、カテリアーナ様。まもなく入場となります」
「分かった」
カルスはカテリアーナを一瞥する。
「今日のカテリアーナ様は一段とお美しくていらっしゃいます。陛下は役得ですね」
「お前も早く良い相手を見つけろ、カル」
皮肉には皮肉で返す。フィンラスとカルスの間に火花が散る。
「カルは独身なの? 意外だわ」
「陛下のおかげで恋人を作る暇もなかったのですよ」
「俺のせいではない。カルにその気がないだけだ」
カルスはパールに似て妖艶な容姿をしている。実際、女性にもてるのだが、興味がないのか仕事一筋なのか浮いた噂一つない。
「陛下、カテリアーナ様。まもなく入場となります」
「分かった」
カルスはカテリアーナを一瞥する。
「今日のカテリアーナ様は一段とお美しくていらっしゃいます。陛下は役得ですね」
「お前も早く良い相手を見つけろ、カル」
皮肉には皮肉で返す。フィンラスとカルスの間に火花が散る。
「カルは独身なの? 意外だわ」
「陛下のおかげで恋人を作る暇もなかったのですよ」
「俺のせいではない。カルにその気がないだけだ」
カルスはパールに似て妖艶な容姿をしている。実際、女性にもてるのだが、興味がないのか仕事一筋なのか浮いた噂一つない。