妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
大広間の中で高らかにファンファーレが鳴る。国王の入場を告げる合図だ。
「扉が開かれます。陛下、本日は盛大な冷やかしが待っております。カテリアーナ様を守って差しあげてくださいね」
「お前に言われずとも分かっておる」
扉が開くと、正面に玉座が見える。玉座までの道のりには赤い絨毯が敷かれていた。道の周りは大勢の人々が集っている。エルファーレン王宮に使える重臣や貴族たちだ。
フィンラスとカテリアーナが入場すると、皆一斉に頭を下げる。だが、その目はカテリアーナに向けられていた。
やがてフィンラスとカテリアーナが玉座に辿り着く。少し高い位置にある玉座には二つ椅子が並べられている。国王と王妃が座る椅子だ。
まだ、王妃ではないのでカテリアーナはフィンラスの隣に立とうとするが、フィンラスに促され、王妃の椅子に着席する。
「扉が開かれます。陛下、本日は盛大な冷やかしが待っております。カテリアーナ様を守って差しあげてくださいね」
「お前に言われずとも分かっておる」
扉が開くと、正面に玉座が見える。玉座までの道のりには赤い絨毯が敷かれていた。道の周りは大勢の人々が集っている。エルファーレン王宮に使える重臣や貴族たちだ。
フィンラスとカテリアーナが入場すると、皆一斉に頭を下げる。だが、その目はカテリアーナに向けられていた。
やがてフィンラスとカテリアーナが玉座に辿り着く。少し高い位置にある玉座には二つ椅子が並べられている。国王と王妃が座る椅子だ。
まだ、王妃ではないのでカテリアーナはフィンラスの隣に立とうとするが、フィンラスに促され、王妃の椅子に着席する。