妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
宰相ジェイドが舞踏会の開催を告げると、フィンラスが立ち上がりカテリアーナに手を差し出す。カテリアーナは椅子から腰を浮かすと、フィンラスの手をとる。
「皆、本日はよく来てくれた。こちらは余の婚約者でカテリアーナという。ラストリア王国の第二王女だ」
フィンラスの紹介に合わせ、カテリアーナは略式のカーテシーをする。
玉座からは大広間がよく見渡せる。色とりどりに着飾った人々はカテリアーナに好奇の目を向けていた。
しかし、彼らの正体が猫だと思うと、カテリアーナは顔が緩みそうになる。ラストリアにいた頃に向けられていた嘲りの表情ではなく、猫の好奇心だと思うと可愛く思えて仕方がないのだ。
しばらくすると、フィンラスの合図で音楽が流れ始める。
フィンラスはカテリアーナに手を差し出し、礼をする。
「カテリアーナ姫、踊っていただけますか?」
「喜んで」
カテリアーナはフィンラスに導かれるまま、大広間の中央へと進む。
「皆、本日はよく来てくれた。こちらは余の婚約者でカテリアーナという。ラストリア王国の第二王女だ」
フィンラスの紹介に合わせ、カテリアーナは略式のカーテシーをする。
玉座からは大広間がよく見渡せる。色とりどりに着飾った人々はカテリアーナに好奇の目を向けていた。
しかし、彼らの正体が猫だと思うと、カテリアーナは顔が緩みそうになる。ラストリアにいた頃に向けられていた嘲りの表情ではなく、猫の好奇心だと思うと可愛く思えて仕方がないのだ。
しばらくすると、フィンラスの合図で音楽が流れ始める。
フィンラスはカテリアーナに手を差し出し、礼をする。
「カテリアーナ姫、踊っていただけますか?」
「喜んで」
カテリアーナはフィンラスに導かれるまま、大広間の中央へと進む。