妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
いきなり声をかけられ、驚いたブランシュは悲鳴を上げる。その悲鳴が可愛くてカテリアーナは内心悶えていた。
「フェアフィールド公爵夫人! 驚かさないでくださいませ」
「先ほどからやり取りを拝見させていただきましたが、少々度が過ぎますので声をかけたまでです」
抗議するブランシュを意に介さないパールはやんわりと注意をする。
「パール、いいのよ。わたくし同じ年の方とお話をしてみたいわ。ブランシュ様、少しお話をしませんか?」
「それほど仰るのであれば、お話のお相手をしてさしあげてもよろしくてよ」
ブランシュは顔を赤くしながら、ぷいっとそっぽを向く。
「ブランシュ嬢!」
ブランシュを注意しようとするパールをカテリアーナは手で制する。
「パール、悪いけれどもう一つ果実水を持ってきてもらえるかしら?」
「……承知いたしました」
何かを言いかけたが、パールはカテリアーナの頼みに従う。
「ブランシュ様、あちらの席が空いていますわ。あちらでお話をしましょう」
バルコニーの近くに空き席を見つけたカテリアーナはブランシュとともに、そちらへと向かっていった。
「フェアフィールド公爵夫人! 驚かさないでくださいませ」
「先ほどからやり取りを拝見させていただきましたが、少々度が過ぎますので声をかけたまでです」
抗議するブランシュを意に介さないパールはやんわりと注意をする。
「パール、いいのよ。わたくし同じ年の方とお話をしてみたいわ。ブランシュ様、少しお話をしませんか?」
「それほど仰るのであれば、お話のお相手をしてさしあげてもよろしくてよ」
ブランシュは顔を赤くしながら、ぷいっとそっぽを向く。
「ブランシュ嬢!」
ブランシュを注意しようとするパールをカテリアーナは手で制する。
「パール、悪いけれどもう一つ果実水を持ってきてもらえるかしら?」
「……承知いたしました」
何かを言いかけたが、パールはカテリアーナの頼みに従う。
「ブランシュ様、あちらの席が空いていますわ。あちらでお話をしましょう」
バルコニーの近くに空き席を見つけたカテリアーナはブランシュとともに、そちらへと向かっていった。